園主のつぶやき,  土佐文旦の栽培日記

種のある文旦、種の無い文旦!「Q&A」

種の無い文旦
お客様より
「種の無い文旦がいいですが・・・・?」

と良く言われます。

この文旦は、種の入っていない文旦ですが、
実は、種のあるなしには理由があるのです。
文旦の花
花の時期に受粉交配作業ということをしなければなりません。
(↓受粉交配作業の記事はこちら↓)
http://www.buntan.com/btm-blog/?p=4268

受粉をしっかりしたものは、種が入るのです。

種が入るので、果実がしっかりとした形になり
皮が薄く充実した糖度の高いものになります。
文旦
ちっくとそばかす(黒点)がありますが、
この文旦は形も丸く実がしまっています。
文旦
きってみると「ほら」

しっかりと種がありますよね!

種なし文旦
じゃあこちらの頭が高く見た目のよくないものは・・・

種なし文旦
ほら!種のない文旦です。

これは受粉交配漏れや摘果で選別漏れが、
収穫するまでなっているものなんです。

子孫を残すために種がしっかりと入り、
果実が甘くなることにより、色んな動物に食べてもらい
別の場所でも、ひとつでも多く繁殖するための
自然現象のひとつです。

人間だけが食べるものとしての基準を勝手に
思い込んでいる方もいらつしゃいますが、
全ては自然環境の中での出来事です。

種がないと食べやすいですが、
少し甘みが少なく皮が厚くなることを
ご了承くださいませ。

2011年3月26日現在   735箱   義援金 36,700円也

1件のコメント

  • 森島

    はじめまして。森島と言います。ブログを楽しく読ませて頂いています。文旦、美味しそうですね。一つお聞きしたいのですが、「文旦は種が入ると大きい」「種が入っていないと小さい」と聞いていますが、お写真のは、種の有無にかかわらず、同じくらいの大きさですね。文旦の大きさは種とは関係ないのでしょうか?

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